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行動派宣言!/PHD協会

■月刊『記録』95年6月号掲載記事

■アジア・太平洋地域から研修生を日本へ

■運動の目標
 アジア・太平洋地域の人々との間に研修事業を軸にした、草の根の交流を行なう。そこから双方に、平和で健康な暮らしを築いていく人材を育成し、共に生きる社会を目指す。
■発足の経緯
 ネパールで長らく医療活動に当たった岩村昇医師が、自らの活動経験と反省を踏まえて、モノ・カネ中心の一時的な援助を越えた草の根レベルの人材の交流と育成を提唱して始まった。

■運動の歴史
 82年より毎年4~5人の青年を海外から研修生として迎え、ホームステイ形式で自立した村づくりに役立つ農業・漁業・保健衛生・編み物・裁縫・工芸などの研修を全国各地で行なってきた。
 これまでに1年間の正規研修生が12期で48人、短期生とゲストが73人となった。相手先はネパール・フィリピン・タイ・インドネシア・スリランカ・ビルマ・カンボジア・パプアニューギニア・ソロモン・韓国にまたがる。彼らを迎える地域も都市・農村・漁村と広がってきた。国際協力を考える研修会やアジア・太平洋の文化・生活に親しむ行事・各種広報活動・講演などを行ない、興味や関心を持つ人を増やすよう努めてきた。

■今後の抱負
 南北問題の解決として、日本を含む先進工業国が国際社会でみせる不公平な振る舞いを少なくすることが直接的な協力と並んで大切だ。実際に普通の人が海外の現場に出て協力することは難しいし、専門知識や技能がないと役に立つことも難しい。だが国際協力は他人任せで自分には関係ないというわけにはいかない。日本の今の生活は多くの外国との関係の上に成り立っており、無関心ではいられないのだ。
 まず日本とアジア・太平洋の青年達との出会いをより多くの人と地域に提供していきたい。その上で、彼らの村づくりや地域づくりに熱心に取り組む姿勢から、日本に住む人々も日常的に関われる地域の活動、言い換えれば日本の中に住みやすさを作る試みを学び、広めてもらいたい。直接の国際協力でなくても構わない。国際社会に大きな影響力を持つ日本が変われば、そこにつながる世界との関係も変わる。分かち合うことを大切にする人をどんどん増やしたい。

■思い出深い出来事
 阪神・淡路大地震の際、事務所はつぶれこそしなかったものの、室内は散らかり、電話が故障し、職員も交通手段が不自由で集まれず、直後は事務所として機能を果たすことができなかった。阪神間および周辺部の会員とも連絡が取れるようになったのは1週間以上経ってからだった。しかしそれまでの間に、多くの会員が自主的な判断で被災地に入り、それぞれの得意分野を生かした支援活動を展開した。日頃の海外研修生を支える活動の経験が違う場面で生かされたようで頼もしく感じた。

■工夫している点
 いろいろな角度から社会開発・海外協力・異文化理解・ボランティア活動などに近づいてもらうきっかけづくり。今までにタイ北部山岳民族の草木染や手織り布、西スマトラの伝統舞踊、パプアニューギニアの郷土料理、インド仕込みの開発教育ゲーム、ネグロスの民衆の歌、アジアの漫画、アジア・太平洋の草の根を訪ねる旅、農業・漁業・林業体験合宿などを材料にした。

■運動の問題点
 活動資金の安定確保。行動する人材の確保。活動の質の向上。独りよがりにならない言葉遣いと説明。
運動を継続するためのポイント
 民主的な運営。明朗会計。自らを客観化する姿勢。無理のないペース配分。(藤野達也)

■現在のPHDウェブサイト
http://www.kisweb.ne.jp/phd/

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