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行動派宣言!/京都・学校に行かない子と親の会

■月刊『記録』95年9月号掲載記事

■子ども達に出会いの居場所を

■運動の目標
 学校に行かない子どものことを、子どもの立場になって考える会である。「あなたは、このようにすべきである」というような解決策を与えることはしない。参加者がお互いの経験を語り合うなかで、自分自身で考えることを大切にしている。自主的に参加することを重視し、会を運営するための特別な規約や規則はない。

■発足の経緯

 1987年6月 フリースクール「東京シューレ」を主宰している奥地圭子さんの講演会が京都で開かれた。そこに集まった人達により、京都にも「学校に行かない子と親の会」を作ろうとのことで発足した。

■運動の歴史

 会の活動は、月1回の例会が中心となる。ゲストの話やグループ別懇談を中心に交流している。参加者は主に学校に行かない子を持つ親であるが、学校現場の先生・カウンセラー・精神科医・弁護士・フリースクールの主催者などの専門家の参加もある。また、年に数回専門家を招いて講演会を開いて勉強をしている。

■今後の抱負

 当会は、例会以外に「子どもたちの出会いの会」を月2回開いている。学生のボランティアを中心に子ども達が交流している。学校に行かない子ども、家庭に閉じこもっている子どもが、出会いを求めて自由に何時でも出入りできる「居場所」を確保するのが今後の課題である。

■思い出深い出来事

 以前、関西には私達のような会は少なかった。例会のお知らせが新聞に掲載されると関西一円から問い合せがあった。
 大都市の大阪にさえ、当時は親の会はなく、例会に参加している人の中から、大阪でも同じような会を作りたいという声が挙がり、1991年7月に会場を大阪に移して登校拒否を考える会関西集会を催した。京都の会が中心となり、関西の登校拒否を考える主な会が集まった。集会に参加した大阪の方数名の呼び掛けで、「大阪・学校に行かない子と親の会」が発足した。

■工夫している点やユニークな方法論

 とにかく、気楽に参加することをモットーにしている。仕事の役割分担は特にしていないが、各自が無理をしない範囲で自主的に受け持っている。
 初めての参加者がびっくりするのは、参加者がみな明るいことである。5時までの例会では話が尽きず、二次会と称して会場を喫茶店に移して、遅くまで話し込む。そして、涙ながらに語っていた人も明るい気持ちで帰途につくのである。
 例会以外に、レクリエーションとしてハイキング・スケッチ大会・化石採集などを企画して親同士や子ども同士の交流を深めている。子どものことを考えることが出発点となっているが、大人自身の生き方を学ぶ場にもなっている。
 2年前より、夏に「オールナイトで語ろう会」という催しも行なっている。参加時間は自由、泊まってもよし、その日のうちに帰ってもよし。夜を徹して語り明かす。

■運動の問題点

 最近入る会員は、一緒に子どものことを考えたり勉強したりすることより、情報やノウハウのみ知りたがる人が増えている。

■運動を継続するためのポイント

 会を必要とする人がいる限り続けるが、本来は会の必要のない世の中になるのが望みである。したがって、継続することには重点を置いていない。(恩田良昭)

■現在の「京都・学校に行かない子と親の会」関連サイト
http://www.geocities.jp/ccnts_cow/index.html

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