« 行動派宣言!/森と水と土を考える会 | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斉藤典雄/警告書 肝機能 高校生 »

行動派宣言!/チェルノブイリの子供達に・千葉の会

■月刊『記録』96年7月号掲載記事

■チェルノブイリ援助の継続を

■運動の目標

 発足当時は、子どもが放射能から遮断された生活を送るために活動した。現在は、現地の住民の健康が少しで維持されるように医療援助も行っている。

■発足の経緯

 92年1月に東京で始まったチェルノブイリ原発後の緊急募金にともない被曝した子どもへの保養の必要性が叫ばれ、千葉県の住民が集まったのきっかけ。

■運動の歴史

 92年4月、40~50人の知人・友人が集まり、「チェルノブイリの子供たちに夏休みを・千葉の会」として発足した。渡航費・滞在費は会員持ちで来日し、5週間ほど日本でホームスティするように制度を整えた。さらに、93年からは医療援助を開始した。
 93年2月、94年4月、95年8月と3度にわたって、総勢12人がチェルノブイリを訪問した。事故から10年、現地の状況は年々ひどくなっている。ソ連邦が崩壊し、事故現場周辺は国からほったらしにされている。被曝者への補償金は払われておらず、汚染されていない食物を買うこともできず、医療現場もお寒い状況だ。
 自由経済が普及したため以前より品物は増えたが、市民には買うお金がない。汚染地では知識階級がいなくなり、離婚女性などの弱者やアルコール依存症をわずらっている人が取り残されている。たとえ汚染地からの移住しても職のない人が多い。このような環境で、子どもも精神的に傷ついている。未来に希望を抱けず、体にも不安を抱えている。
 現地を訪れにたびに、中途半端に運動を投げ出せないと感じている。

■今後の抱負

 雇用と医療の充実のために、援助を拡げていきたい。日本の他の団体と協力し、現地でサナトリウムを作る計画も実行に移されている。

■思い出深い出来事

 手術や療養などの必要のない子どもを日本に招いているため、現地では元気な子どもだが、甲状腺障害や視力障害、肝臓障害、胃腸障害など、さまざまな疾患を抱えている。
 ところが日本の子どもと比べると、チェルノブイリの子どものほうが子どもらしい。農村でのびのび育ったため、池があれば飛び込んで魚がいないか確かめる。夢中になれば道路にも飛び出してしまい、木があれば登る。細かい規則に縛られていない姿は印象的だ。

■工夫している点やユニークな方法論

 会員はサラリーマンや主婦などが中心になっている。そのため会員1人1人の負担を少なくするため、ホームステイ先の家族以外も仕事を分担している。例えば昼間に子どもを世話できる人が子供たちを外に連れ出したり、昼食だけを差し入れたりするようにしている。
 自分のできる部分を負担するため、多くの人が安心して子どもを受け入れられる。

■運動の問題点

 今年は事故から10年目のためマスコミなども大きく取り上げているが、年月を経るにしたがって関心が薄れていっているのは避けられない。問題がいっきに解決するわけではないので、常に関心を持ち続けてもらいたい。

■運動を継続するためのポイント

 身近な人が現地に出向き、経済状態や医療施設の状態を確認して報告することで、支援の必要性を体感できる。民主的な運営を維持しつつ、会員に現地の情報を与えていきたい。(長谷川弘美)

■現在のウェブサイト……なし

|

« 行動派宣言!/森と水と土を考える会 | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斉藤典雄/警告書 肝機能 高校生 »

行動派宣言!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/389724/7937145

この記事へのトラックバック一覧です: 行動派宣言!/チェルノブイリの子供達に・千葉の会:

« 行動派宣言!/森と水と土を考える会 | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斉藤典雄/警告書 肝機能 高校生 »