« 行動派宣言!/我孫子カルチャー&トーク(ACT) | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斎藤典雄/点呼 臨時全国大会 トイレ »

行動派宣言!/アフリカ村おこし運動

■月刊『記録』96年1月号掲載記事

■アフリカに教育と経済的自立を

■運動の目標

 アフリカの人口の70~90%を占める農村部において、土地の環境に考慮し、アフリカの文化・伝統を大切に、アフリカ人自身による自発的開発を行なう。また日本からそれを支援する。

■発足の経緯

 日本人のアフリカのイメージは、飢餓・貧困・干ばつなど、暗く可哀そうな大陸といったイメージが大きい。そこでアフリカのザイールから日本に留学していたサンガ・ンゴイ・カザディ(現「アフリカ村おこし運動」代表・三重大学教授)が、正しいアフリカの実情を知らせるために運動を開始した。そして1990年に今までの先進国からの援助の方法ではなく、アフリカの環境を守り、アフリカの高い文化や豊かな自然を生かし、アフリカ人自身の手でアフリカにある問題を解決する運動をスタートさせた。

■運動の歴史

 1991年、アフリカでの調査の末、第一番目のモデル地区をザイールのシャバ州カヤンバ郡に決定。住民との話し合いを重ね、①植林、②道路・橋などのインフラストラクチュアー整備、③教育、を主な柱として活動開始。住民から農作物を作っても市場に運搬する手段がないとの問題が提起され、92年、日本で廃車になっていたトラック4台を送る。93年には日本からのスタッフの指導で、油ヤシの植林をスタート。95年現在、現地の住民の自主的努力のみで、約2000本(20ヘクタール)の植林を行なった。また道路・橋の工事も、人力で少しずつ進んでいる。教育の分野では郡内のカバンバ村に、93年、先生9人を中心に中・高学校を設立した。現在約120人の生徒が小学校の仮校舎で学んでおり、来年は自分達の手で自分達の校舎を立てる計画を進めている。
 我々の運動では、何よりもアフリカでの人材育成が大切と考えてきた。そのため92年からケニヤで4人ずつの研修してきた。しかしもっと大きな広がりをと考え、95年8月には郵政省の国際ボランティア貯金の寄付金の援助を得て、シャバ州の州都ルブンバシ市で農林業のリーダー育成のための研修センターを建設を開始し建設中である。

■今後の抱負

 アフリカへの援助といえば、さまざまな品物を送ることという認識が日本では一般的である。しかし、それが何の解決にもならないどころか、かえってアフリカでの発展を遅らせている場合が多い。「アフリカ村おこし運動」のリーダーはアフリカ人自身だが、日本人への彼のメッセージは、決してサンタクロースにならないでくれということである。それと同時にアフリカの人々に対しても、「なにか必要なものが欲しければ、体や知恵を使って働け」といっている。そのために我々は日本でもアフリカでも、両者の従来のコンセプトを変えるため、多くの時間と労力を費やした。
 しかし運動6年目にしてようやく、多くの理解が得られるようになり、現在アフリカでは現地スタッフ5人を中心に自主的な活動を展開している。さらに昨年8月研修センターがオープンする予定なので、そこからザイールのみならずザンビア、タンザニアなどからも研修生を受け入れ、我々の真の目的である、アフリカの内発的発展の推進力としたい。

■運動の問題点

 日本での活動、現地への支援を支えるための資金不足に常に悩んでいる。特に日本での資金不足、事務経費には常時悩んでいる。アフリカの現地の人々が自分達の足で立って歩けるまで、何とか頑張りたいと思っている。
■運動を継続するためのポイント

 現地でのリーダーが多く育つことである。(鶴見雅子)
■現在の「アフリカ村おこし運動」ウェブサイト
http://www.mie-u.ac.jp/chiiki/afrika/index.htm

|

« 行動派宣言!/我孫子カルチャー&トーク(ACT) | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斎藤典雄/点呼 臨時全国大会 トイレ »

行動派宣言!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/389724/7842948

この記事へのトラックバック一覧です: 行動派宣言!/アフリカ村おこし運動:

« 行動派宣言!/我孫子カルチャー&トーク(ACT) | トップページ | サイテイ車掌のJR日記・斎藤典雄/点呼 臨時全国大会 トイレ »