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行動派宣言!/21世紀協会

■月刊『記録』96年7月号掲載記事

■すべての子どもに教育を

■運動の目標

「すべての子どもに教育を」をスローガンに、少数民族の経済的、精神的自立を早期に実現するべく活動している。

■発足の経緯

 東西対立の時代も終わりをつげた後、もっとも大きな問題になると思われた南北の経済格差を縮めたいと思ったのがきっかけ。
 第3世界では、教育を受けたエリートだけが好き放題に国を支配している。このような状況を改革し、自国の財産を国民に配分して国を発展させるには、国民が政治を批判できるくらいの教育が必要となる。そのような教育の資金援助をすべく、1990年2月に発足した。

■運動の歴史

 会の設立後6ヶ月を経て、現地で支援活動を行っている団体と手を結ぶためにフィリピンに旅立つ。現地では修道院のNGO団体であるMICと、フィリピン国内の民間団体であるPPSと話が決まった。その結果をうけ、12月には山岳民族を中心に10人の学生に、奨学金と教育を維持するための給食費を送った。
 翌91年4月からは、第1次生計自立プロジェクトを開始、援助だけに頼らず生活できるための生活基盤を築くために、豚・鶏を飼育するための費用を送る。しかし、家畜の基本的な飼育法も現地では知られていないため、94年3月からは現地人の農業指導員を採用し、農業研修を開始した。
 100haの処女地を農地に改良し、木々の伐採のため土砂の流失を繰り返していた山肌に植林し、河に沿って果物の木を植え、山の牧草を利用するために牛を飼育した。原初的な農法に頼っているようだが、化学肥料を使い土を酷使する農法の限界がみえはじめた現在では、かえって先進的な農業だと考えている。

■今後の抱負

 生活自立プロジェクトで支援しているミンドロ島のマンミャン族が、自立できるようにしたい。飢えがなくなり、貧しいながらも部族全体が生活できれば大成功だと思っている。
 将来的には奨学金を支給した生徒が高等教育を受け、リーダーとして村に帰ってきてほしい。

■思い出深い出来事

 生活自立プロジェクトが成功を収めるようになると、反政府ゲリラが村に出入りするようになった。ゲリラの登場により、部族内でも対立が起こるようになり、村から出ていくように説得した。さいわい村に駐在していたゲリラは、マニラの大学を卒業したインテリであり、部族の生活を良くしたいという理想が同じだったため、1-2年かけて説得し、村から出ていってもらった。

■工夫している点やユニークな方法論

 現地の仕事には手を出さないようにしている。日本人が仕事をこなし、帳簿をつければ簡単に事が運ぶ。しかし現地でやり方を教えなければ、いつまでも自立できない。そのため現地では、自立にむけたヒントを与え、自分達で努力できるように環境を整えることが大きな仕事となる。
 例えば農耕に使うカラバオ(水牛)も無料で支給せず、農業生産が上がった時に金銭で返済する制度をとっている。それはもらったものは、身につかないと考えてる会の方針に沿ったものだ。

■運動の問題点

 国からの援助をえるためには、煩雑な書類を処理しなければいけない。この書類が完璧に仕上げられるなら、第3世界ではないと思われるほどだ。審査必要なのもわかるが、もう少し簡素な書類にしてほしい。

■運動を継続するためのポイント

 会を続けるには、自分の生活を犠牲にして頑張れる人が1~2人いれできる。しかし自分が活動をやめてた時、運動が続くためには、現地の情報を多く発信し会員の意識を高める必要がある。(池田晶子)

■現在の「21世紀協会」ウェブサイト
http://www.21ca.ac/

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