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税金ドロボウ列伝・その4/法務省東京入国管理局

■月刊『記録』97年4月号掲載記事

【泥棒4】法務省東京入国管理局/日本憎しを植え付ける入管生活

Pirouzan Mansour(イラン人)ピルザン・マンスール……1957年10月テヘラン生まれ。ウエスト・ネクロス・フィリピン大学に入学。85年に米国アメストライン大学院修士課程を修了し、来日。大手エレベーター会社に就職したものの突然の解雇にあい、偽造テレホンカード売りをしていた)

 日本人はほとんど知らないだろうが、入管では信じられないことが次々と起こる。私が警視庁上野警察署と入管との合同摘発で捕まった時もそうだった。私は、別れた日本人の妻と同じ名前を付けた犬を飼っていた。テレホンカードを売る時も、寝る時も常に一緒だった犬だ。ところが捕まったと同時に、入管は犬に対する所有権放棄の書類にサインをさせたのだ。私は漢字を読むことができないため、何の書類だかわからないまま、通訳も介さず「とりあえずサインをしろ」と強制された。そのうえ入管は、犬を引き渡してすぐに保健所で殺したにもかかわらず、近所の日本人が引き取っていると私をだまし続けたのだ。
 もちろん入管のなかでの生活も普通ではない。現在、7人部屋で生活しているが、同じ房で生活している人のなかには、エイズ患者がおり、殺人犯がおり、精神病患者いる。
 HIVが日常生活で感染しないとわかっていても、食事も便所も一緒なのは不安なものだ。まして開いた本を凝視しながら何時間もブツブツと独り言を言い続けたかと思うと、いきなり奇声を上げる精神障害者と狭い房の中で、24時間一緒に生活するのは不気味だ。他の房では精神病患者の自殺が立て続けに起こったこともあったから、杞憂とも言い切れない。
 入管の医療体制がひどいだけに、より一層不安感が増す。先日、入管から飲み薬をもらったところ、顔が真っ赤に腫れ上がってしまった。薬の副作用なのだろう。慌てて診察をお願いしたら、次にセンターに来るのは3日後だという。入管の職員は「ひたすら待て」と言うだけだ。仕方がないので、便所の小さな窓から一晩中顔を出して冷やし続けた。そうしなければ、痛くて眠ることもできなかったからだ。
 海外に行く際に日本人は十分に気を付けたほうがいい。入管に収容されているすべての「外国人」は、日本人はすべて殺すと息巻いている。なかには前述のように殺人犯もいる。これだけひどい扱いを受ければ、復讐したくなる気持ちもわかる。役人の悪行は、一般人の血によって支払わされるかもしれない。

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