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税金ドロボウ列伝・その6/文部省大学入試センター

■月刊『記録』97年4月号掲載記事

● 【泥棒6】文部省大学入試センター
●18の春に泥を塗った文部省(浪人生)

 今年、1月18・19日に行われた大学入試センター試験は、例年にないお粗末なものだった。「国語1・2」で2ヶ所、「日本史A」で2ヶ所も出題ミスが発見された上に、国語の選択問題では選び方がわかりにくく、誤って回答する受験生が続出した。そして決定的だったのは、浪人生と現役生で平均点が21.69も違った数学だ。
 旧課程から新課程へ移行期の初年となる今年、浪人・現役用に2種類の問題を作成した。文部省が決めた課程の変更に伴う出題ミスなのだから、尻ぬぐいは自分ですべきなのに点数調整には踏み切らなかった。東京・神田の駿台予備学校の前で聞いた。
 早稲田大学への進学が決定した一浪の男子学生は、「東京大学文科三類を受験した。1浪だから後がないので必死だったのに、20点以上も不利だったのかと思うと腹が立ってしょうがない。受験は1点勝負だ。合格ラインには、2~3点の間に何百人もいるといわれている。僕も小さな取りこぼしをしないように、細心の注意を払った。それなにの自分の実力と関係なく、20点も引かれるなんて信じられない。私大が受かっていたからよかったものの、もし国立大だけに絞っていたら、一生、文部省を恨んでいたよ」と話す
 同じく東大を受験した別の学生は、「東大は受かるとは思っていなかったので、数学の点数についてはそれほど腹は立たないけれど、広重力大学入試センター所長の発言にはむかついた。何が『社会に出たらもっと厳しいことがある』だ。自分のミスを謝らない態度は、薬害エイズの時と一緒だ。東大に受かっていても、役人だけにはなりたくないと思った」と怒りを隠さない
 例年、浪人生は現役生より点数が高いの当たり前だった。にもかかわらず現役生の方が平均で22点も高いというのだから、出題ミスは明らかだ。これだけ大きな間違いを起こしながら、二段階選抜の緩和だけでお茶を濁そうとする文部省および大学入試センターには日本の教育を管轄する資格はない。

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