« 大使館は世界への窓 第2回 エチオピア/部落差別は考えられない民族性 | トップページ | 大使館は世界への窓 第4回/スロベニア共和国 »

大使館は世界への窓 第3回 ガーナ共和国

■ 「もはやココアだけでのガーナではない」  
           クワメ・アサモア・テンコラン参事官に聞く

■経済再建に成功
   来日までの日本のイメージは、高いビルが建ち並び、ハイテクノロジーがあふれ、とにかく忙しく働いているという印象だったが、実際の日本人は友好的で尊敬ができる人が多かった。
   日本に来てまだ3ヶ月だが、日本語が話せないことと、標識や案内板にローマ字がなくて困るくらいだ。外国人が苦手とされる刺身や寿司などの日本食も口に合う。
   アフリカというと、ソマリアなどのショッキングな映像ばかりが報道され、ガーナがどのような国なのかは想像しにくいと思う。
   わが国はここ10年来、実質GDP成長率が年5%で、70年代後半から80年代前半にくらめ経済状態は比較にならないほどよくなった。1983年に政府の経済再建プランがスタートし、社会主義を掲げながらも、84年にはIMFの長期融資を受けた。現在では経済再建の成功国として『ニューズウィーク』に特集が組まれるほどになった。
   再建成功のポイントは、2つあると思う。1つは政府と国民の経済再建に対する意欲の強さ、2つめが国際的協力だ。ガーナ人は物静かで、礼儀正しい国民である一方、成功する事への意欲が大変強い。そんな意欲の高さが、軍事政権から民主化への移行をスムーズにもしたのだろう。

■輸出品の第一位は金
   政党は現在4つあり、前回の選挙では1つの政党がボイコットしたが、その政党も今では後悔しており、次の選挙はきちんと参加することになるだろう。
   ガーナといえば、ココアというイメージは強いかもしれないが電材の輸出品の第一位は金だ。ココアも輸出品の第二位になっているが、昔のようにココアの相場が下がると、一気に国内経済も悪くなるというようなモノカルチャー路線は改められた。
   現在はトマトやパイナップルが作られ、米国資本の会社が製品化して輸出されている。将来的には、ココアの輸出も現在のような豆の形ではなく、自国でココアバターやチョコレートに製品化して輸出したいと思っている。
   発電所や港の整備など、ガーナ国内では大がかりなプロジェクトも進行しており、これからも日本に投資を募りたい。
(つづく)

|

« 大使館は世界への窓 第2回 エチオピア/部落差別は考えられない民族性 | トップページ | 大使館は世界への窓 第4回/スロベニア共和国 »

大使館は世界への窓」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/389724/6748879

この記事へのトラックバック一覧です: 大使館は世界への窓 第3回 ガーナ共和国:

« 大使館は世界への窓 第2回 エチオピア/部落差別は考えられない民族性 | トップページ | 大使館は世界への窓 第4回/スロベニア共和国 »